平成24年2月17日金曜日

茶道

    ちいさい頃から私はドラエモンなど日本の漫画が好きでした。大人になってからは、日本の文化一般について関心を持つようになりました。日本文化は多様で、知れば知るほど日本の文化が好きになりました。そして、私はいつの間にか日本全体に興味を持つようになりました。今はなかでも特に茶道に興味をもっています。
   大学に入ってから、家族とはなれて遠く住ましたので、初め自炊に慣れないので、一人暮らしの寂しさや、家族への思いが私を苦しめました。その時、大学の日本人の先生に会って相談をしました。先生は私に茶道について教えてくれました。そしてこう言いました。「実は人生はこのお茶と同じだよ。毎日の私たちの生活をお湯にみたてれば、私たちはその中に入っているお茶の葉みたいだよ。よく見てどうしてお茶がおいしくなっているのか考えてみてください。そうすると今の悩みが出てくると思いますよ」。私はお茶を見つめて先生の言ったことを考えてみました。お茶を入れると、はじめて、お茶の葉はお湯の中で揺れてなかなか安定しませんが、だんだんゆっくりと沈澱した後、よい香りが漂っています。今、私はこの舞っているお茶の葉と同じではないかと思いました。一時の苦労と寂しさで動揺したようです。心を静めてよく考えると、「これまでに収穫したものも多くあります」ということに気が付き自信も出てきました。これから、貿易大学のいい環境を使って、もっと日本語とビジネス知識を身につけようと思い直しました。お茶をゆっくり一口飲むと、始めは苦くて、まるで苦痛、失敗の味のようですが、そして淡い甘味が出てきます。それはまるで幸福、成功、希望の味ではないかと感じています。その後、私は日本人のお茶の飲み方がとくに好きになりました。あのとき日本人の先生は、私に人生のお茶を注いでくれたのだと思っています。
                                                                                                           スカ

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