平成25年3月23日土曜日

乙武洋匡「ありがとう3組」講談社刊


ありがとう3組を読んで
ホアイ
ありがとう3組」はタイトルだけに見ると学校に関することをめぐるだけだと思いますが深く読んだら感動の本だと気づきました。小説の深く印象を持つ三人についてお話します。
まず、赤尾先生です。確かに手も足もないし、体もちっちゃいけど強い意志で何事にも前向きに取り組むエネルギッシュな先生です。先生は子供たちのよい手本になっています。公彦君のような学生さんと白石先生も赤尾先生の行動に影響されて強くなります。また、赤尾先生は思いが深くていつも学生さんのために考えて本当にいい教師です。私は赤尾先生の「恩送り」・「恩返し」という話を読んですごく感動しました。
「恩送り」・「恩返し」は簡単に言いますと「上の世代から受けた恩を、次の世代へ」ということですが私はこれを読んで自分のことを気づいています。自分が今までただ「恩」を受けただけで何も返しなかったと思います。これは赤尾先生からの大切なことの一つを教えてくれました。

も一つ印象をもつ人は泰示君です。泰示君は大柄な転入生で怒りが起こり易いし、いつもわがままして乱暴な男の子です。でも中身は優しくていい子だと思います。泰示君は赤尾先生に給食を持ってあげるし、先生方の掃除を手伝ったし、他の後輩にも親切で高いところにのっちゃったボールを取ってあげるのです。赤尾先生の助言で泰示君は公彦君の決意を分かって3組の皆と共有して四段タワーをやっとできました。
最後の印象を持つ人はやっぱり“教授”の公彦君です。体がちっちゃいし、力も弱いという外見ですけど公彦君自らは赤尾先生の行動を見て「強くなれ」という思いを持ちました。
四段タワーの頂上を担当人選ぶ時、泰示君以外誰でも手を上げないし、「僕、やります」と言って手を上げる公彦君は勇気がある子だと思います。また、練習が失敗ばかりと言っても逃げずにチャレンジしたくて頑張る公彦君の姿に感動します。外見は弱いけれども中身は強い決意を持って強い子だと思います。

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